仁科 亜季子様

女優 仁科 亜季子様 プロフィール
東京都出身。1953年歌舞伎俳優十代目・岩井半四郎の次女として生まれる。72年 学習院女子高等科在学中にNHKプロデューサーのすすめにより、卒業後、NHKドラマ「白鳥の歌なんか聞こえない」でデビュー。その後6年間NHK大河ドラマや、TBS木下恵介「人間の歌シリーズ」などで、清純派女優として活躍。79~98年の芸能活動休止を経て、99年春、芸能界に復帰。2000年本格的に女優業を再開。近年ではご自身の経験を元に、がん治療に関する講演を行うなど、社会活動にも熱心に取り組んでいらっしゃいます。

今回の「美の対談」は38歳で子宮頸がんを発病し、芸能界復帰後も幾度も入退院を繰り返しながら、活躍されている仁科様にお話をお伺いしました。とても大病をされたとは思えないほど明るく、イキイキとお美しい仁科様に美の秘訣から、ご病気のこと、これからの人生についてお伺いしました。

スタイル維持、健康管理について

仁科 亜季子様と岩本初恵HRK代表取締役
岩本
お美しいですね~。スタイルもとってもいいですね。今日はスタイル維持の秘訣を詳しくお聞きしたいと思っていました。
仁科様

ありがとうございます。秘訣というほどではないんですが、食事はあまり沢山はいただけないので、栄養のあるものをちょっとずついただいています。それに夜更かしは苦手ですし、タバコも吸わないし、アルコールもほとんどいただかないですね。後は毎日ストレッチをやっていますし、月に1回ぐらいはゴルフにも行っています。森林浴のつもりで、歩くために行っているようなものなんですよ。

岩本
早寝早起、基本的な生活がちゃんとできていらっしゃるんですね。それに歩くって凄く大切なことですよね。体はやったらやった分だけは応えてくれますしね。
仁科様

私は主婦歴も長いので、片づけとか掃除、洗濯も好きですし、家の中でもじっとしていることが無いぐらい常に動き回っています。子育ても天職と思えるぐらい大好きですしね。

岩本
素敵ですね。以前、テレビで見たんですけど、お子様とすごく仲がいいですね。
仁科様

仲がいいですよ、とっても。娘も息子も二人ともすくすく育ちまして、息子は私の背を超えるぐらいから、とっても優しくなりましたね。

岩本
やっぱり男の子って、大きくなればなるほど頼りがいがありますよね。
仁科様

そうですね。息子はこの度、結婚させていただきまして、家庭を持ったことでまた彼のキャパも広がったかなと思いますね。それに息子と娘と私といいバランスがとれているみたいで、べたべたした関係じゃないんですけど、子供達って程良い距離感をもって、接していると上手くいくんじゃないかなって思います。


岩本
本当の意味で分かり合った親子関係ですね。
仁科様

父が言っていましたけど「つ」のつく歳、〝九つ〟までは親の責任、十歳になったら、目線を一緒にして人間として会話をしなさいって。だから、今は頼り頼られといった感じなんですよね。


岩本
不思議ですね。円の法則ではないですけど、子供の頃は親に頼り、子供が大きくなると今度は親が子供を頼りますよね。親子関係って上手くできてるなって感じます。
仁科様

そう、「老いたら子に従え」と言いますよね。


岩本
その言葉通りですね。だから、仁科様親子を見ているといつも仲がよくて、ほんわかした気持ちになります。落ち着いた感じで、いつも笑っているイメージが、ちょうど仁科様のイメージに合うんでしょうね。
仁科様

ありがとうございます。お医者様から伺ったんですけども、笑っていると免疫細胞もちゃんと増えるんですって。


岩本
そうですよ。心の元気さが体の元気をつくってくれますからね。

命は神様が与えてくれたプレゼント

仁科 亜季子様と岩本初恵HRK代表取締役
仁科様

いつも前向きっていうか、根が陽気でポジティブなんですけども、なるべく難しい顔をしないようにしたいなって思っています。実は最近も手術をして、お休みしていたんですよ。

岩本
本当ですか。最近手術をされたようには全く見えないですね。
仁科様

私は38歳の時に子宮頸がんになったんです。46歳の時に胃に腫瘍もできて、胃の三分の一が無くなって、腸閉塞も何回もやっているんですよ。

岩本
それでも美しく、笑って明るく生きていらっしゃるのには、同じ女性として尊敬ですね。子宮頸がんはどうして気づかれたんですか?
仁科様
病院で偶然発見していただいたんです。がんと分かった時、子供達が6歳と8歳だったんですけど、今まで、実家にも預けたことがなかったんで、病気したことより、子供達と一時でも離れるのがすごくつらかったです。
岩本
子供を持つ親としては、子供をおいて入院するということが一番きついと思いますね。
仁科様
そうですね。でも、逆に励みにもなりましたよ。「この子達のために絶対死ねないぞ」って、先生に「助けて!首から下は動かなくてもいいから、とにかく命だけは」って何度も何度も言ってました。きっと私以上に、私の母親もつらかったと思うんです。時には「本当に親不孝な娘」って言われたこともありました。私も「私だってなりたくてなったわけじゃないのに」って、くってかかりましたけどね。でも今、もし私の娘がそうだったとしたら、同じように言っちゃうかもしれない。
岩本
お母様にとっては、十月十日一心同体で過ごしたかわいい子供ですから、健康で過ごしてもらいたいと思うのが母の一番の願いですよね。
仁科様
だから、子供達も私の病気を見ているから、若い割に自分の体のことをケアするという習慣ができているので、検診にはこまめに行っていますね。
岩本
病気ってマイナスばっかりの面じゃなくって、それ以上にも教えてもらえることも大きいんですよね。
仁科様
そうですね。無病息災と言いますけど、一病息災の方が自分の体をこまめにチェックできますね。何も症状の無い方でも、今、自分の体がどうなっているのかということを知るために、一回病院に行かれて、把握なさることも大切かなって思いますね。やっぱり一度病気になると落ち込みますし、心にも体にも傷を受けるものですからね。だから、今は私の体験と、ワクチンを接種して欲しいということ、検診にきちんと行くことを伝えています。
岩本
大きな病気を乗り越えられた方ほど健康の大事さを身にしみて感じているだけに、動きも気持ちも前向きですよね。
仁科様
病気に勝つためには、強気でいなきゃいけない部分もあると思うんですよね。神様が与えてくださったものなのかもしれないですけど、私が必要にされている以上は、何か皆様に発信できればなと思っているんです。
岩本
そうですね、私も祖母から「毎日、神様が命をプレゼントしてくれている。だから感謝して笑顔でいるように」って教わりました。
仁科様
素敵なお婆様ですね。私も「こんなにいっぱい病気になったのに元気なんだ」っていうのを少しでも皆様に感じ取っていただければいいかなと思います。
岩本
前向きに生きたものの勝ちですよね。

毎日が楽しかったらそれが何よりです

仁科 亜季子様と岩本初恵HRK代表取締役
岩本
これからのお仕事の夢とかありますか?
仁科様
私が若い頃、仕事をしていた時には凛としたイメージを皆さん感じられていたみたいなんですけど、もっと違ったイメージでも仕事をしていきたいと思いますね。後は、子供達も独立しましたし、パートナーも自分のことはやってくれる方なので、毎日気を遣わず生活させていただいているんです。
岩本
年齢を重ねて、穏やかな毎日が過ごせるというのが一番いいですね。子供達も成長して、毎日が楽しかったら、それが何よりですね。仁科さん、幸せオーラが漂ってますよ。
仁科様
ありがとうございます。当たり前のことが当たり前にできることに感謝ですし、普通が一番幸せですね。
岩本
今日は仁科様にお会いできて、私も穏やかな、ほんわかした雰囲気に包まれました。これからも応援させてください。女性にとっていいお話をお聞かせいただいて本当にありがとうございました。お互い体には気をつけて検診を受けていきましょうね。ありがとうございました。

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